エンゼルフィッシュを飼育しよう!

エンゼルフィッシュの飼育を5年間しています。
ドゥメリリ、プラチナホワイト、ブルーベールテールの
3種類5匹の飼育をしてきてわかったことを記事にしました。

エンゼルフィッシュは
私たちには馴染みのある熱帯魚です。
優雅に泳ぐ様子や、ひし形のフォルムが
特徴的で「熱帯魚の女王」と言われている
魅力的なお魚です。

ちなみに「熱帯魚の王様」と言われているのは
ディスカスです。

ディスカス

私はグッピーや小型のカラシン(ネオンテトラ)などの
飼育をしてきましたが、ある時からゆったりと泳ぐ
ちょっと大きいお魚の飼育をしてみたくなり
エンゼルフィッシュを飼育することにしました。

最近のアクアリウムでは水草レイアウトが人気で
お魚自体の飼育に加えて
しっかり作り込んだ美しい水草水槽の一部として
その景観を邪魔しない小型の熱帯魚を群泳させて
楽しむ方も多くいらっしゃると思います。

エンゼルフィッシュは中型〜大型魚なので
水草レイアウト水槽でも
お魚が目立ってくるかと思います。

エンゼルフィッシュを5年間、飼育して来て
わかったことがありますので記事にしてみました。
これから飼育したいと考えている方の
お役に立てれば幸いです。

この記事はエンゼルフィッシュをはじめて飼育する方にオススメです

🐠飼育環境は?
🐠注意する点は?

目次

エンゼルフィッシュの飼育環境

一般的な熱帯魚の飼育環境を前提として
エンゼルフィッシュを飼育するために
特に追加したほうがよいと思うポイントをいくつか上げます。

水槽

これは飼育するお魚の数と関係してきます。
エンゼルフィッシュは成魚になるとかなり大きくなり
過密飼育になってしまう場合があること。

上下に泳ぐスタイルなので横幅はもちろん、
高さのある水槽の方が適しています。

また、縄張り意識が強いお魚ですので、
数を多く入れるとケンカします。
私はこのケンカに驚きました。

いちばん気の強い個体がその他の魚を
追い回したり、胸や腹を突いたりして威嚇します。
個体差はあると思うのですが、エンゼルフィッシュは
水槽内の序列を強く意識するお魚なのです。

これらを回避するためには
できるだけ大きな水槽で飼育するのが理想です。
できれば90センチ水槽。
さまざまな事情を考慮して無理な場合でも、
最低60センチ、できればハイタイプの水槽を
選ぶことをお勧めします。

緊急の避難水槽で1匹だけ避難させるとしても
45センチ以上の水槽をお勧めしたいです。

リビングなどに設置する場合は
水槽台はロータイプをお勧めします。
ハイタイプの水槽に上部フィルターを設置するとなると
全体にけっこう高さが出ます。
昨今の地震対策を考慮すれば、
水槽台はロータイプがよいかなと個人的にはそう思います。

ADAアクアガーデン60センチハイタイプ

上の写真は立ち上げ直後の水槽です。
水草もまだ入れていません。
フィルターもエーハイムのみです。

濾過

飼育してみてわかったことが濾過についてです。
最初フィルターはエーハイムクラシック2213ひとつを稼働させていました。

水槽立ち上げ当初は水質がなかなか安定しません。
エンゼルフィッシュは大食漢なので、
餌の量も多くなり、それに比例してフンの量も多くなっていました。

バクテリアの定着もまだ安定していなかったため
フンが分解されずに砂の上に溜まってきて
掃除に追われていました。

そこで濾過を強化することにしました。
いろいろ考えて選んだのが上部フィルターです。

肉食の大型魚などは、水が汚れやすいので
上部フィルターで飼育することが多いのですが
いろんな濾過システムの中でも
上部フィルターは濾過能力が高いので、
エーハイムと2台稼働させたところ
水がきれいになって、お魚の状態もよくなりました。

使用している上部フィルターは
ジェックスのグランデカスタム
2層になった濾過槽で嫌気性と好気性のバクテリアの
効果が期待できます。

水槽がフレームレスなので、ホルダーを使い
その上に設置しています。

フィルターに入れるろ材が
セラミックなど重量があると水槽にかかる負担が大きいので、
軽いプラスチックで出来ているフジノスパイラルというろ材を使いました。
フジノスパイラルは公共施設の浄化槽などにも使用される
知る人ぞ知るろ材です。
プラスチックの細かいヒダにバクテリアが住み着き、
セラミックと違って目詰まりせず、水流を低下させません。
効果は抜群で、すべての水槽のろ材をこれに変えました。
超おすすめです。

現在はメルカリやヤフオクで入手可能かと思います。

チャームさんで購入しました
GEXグランデカスタム
エーハイムクラシック2213
フジノスパイラル

底床

エンゼルフィッシュや、ディスカスなどの大型魚は
ベアタンクという、底床も水草も入れない飼育方法をよくみます。

私も最初ベアタンクで行こうと思っていたのですが、
コリドラスを混泳させたかったので
細かい砂を入れることにしました。

コリドラスは砂をモグモグする習性があり、
そのかわいい様子を鑑賞するために
口や髭を傷つけない角のとれた砂を
入れてあげるのがおすすめです。

使った砂はADAのラプラタサンド
明るいベージュ色の細かい砂はコリドラスに適しています。

ただし、ごくごく薄く敷いています。
今までの経験で、底床を厚く敷くと
どうやら水質の悪化が起きやすいような気がします。

魚のフンや、えさの食べ残しなどが
底床の中に沈み込んで、
通気性のない砂の中で腐敗していきます。

それを回避するために底が見えるくらいの量を
極薄く敷きました。

ソイルは苦手なので
砂や砂利を使用しています。

ADAラプラタサンド

ADAのラプラタサンドは好きな砂ですが、
底床掃除の際に吸い込んでしまい、
減ってしまうので時々少しずつ補充します。

水草

底床を極薄く敷いていますので
水草を植えることはできません。

私は陰性水草が好きなので
ミクロソリウムとアヌビアスナナプチを
石や流木に活着させてレイアウトしています。

私の好みですが、しっかり茂ったミクロソリウムの森は
エンゼルフィッシュに似合っていると思います。

陰性水草は成長は遅いのですが
そのぶんメンテナンスも楽なのでおすすめです。

ミクロソリウム

溶岩石や流木に活着させて砂の上に置いていますので
レイアウトを変える時、楽チンです♪

照明

アクアリウムの照明はLEDが主流ですが、
私はあえてカミハタヴォルテスという蛍光灯を使っています。

LEDは水槽全体を照らして均等に明るいので
水草レイアウト水槽には適してると思いますが
ディスカスやアロワナ、エンゼルフィッシュなどの場合は
ちょっと深い水中のイメージを出した方がかっこいいと思ったので
傘のある蛍光灯のヴォルテス1灯で使用しています。

ヴォルテスは60センチ水槽だと
2灯使いすることで水草を育成することもできる優秀な蛍光灯ですが、
1灯にすることで、水槽内がスポットで照らしたような
ちょっと神秘的な雰囲気を演出することができます。
光量は陰性水草なら十分育ちます。

カミハタヴォルテス

餌に関してはそれぞれの好みもあると思いますが
私が使用してる餌はキョーリンのネオプロスです。

粉餌の条件は栄養価はもちろん、
水に溶けにくいという事が大事です。

餌が水に溶けると水質を悪化させます。
溶けにくい餌は溶ける前にお魚が食べてくれますので
水が汚れにくいです。
アクアリウムを長く楽しむポイントは
この水質の維持管理をいかに上手に行っていくかだと思いますので
えさの質や量にも気を配りましょう。

そして週に3〜4回ほど、赤虫を与えています。
これもキョーリンの冷凍UV赤虫を使用しています。
赤虫は栄養価が高く、お魚たちも大好きで大喜びして食べています。
おやつ感覚で与えるのもよいですが、
繁殖を考えているのなら毎日与えてもいいかと思います。
ただし、食べ残しは確実に水質を悪化させますので
必ず取り出しましょう。

餌の量は全体的に与えすぎないよう注意しています。
少ないな、と思うくらいでちょうどよいと思います。

キョーリンネオプロス

水質管理

PH

エンゼルフィッシュは
中性から弱酸性の軟水を好むということですので
PH試験紙を使って6.0〜7.0を維持するようにしています。

テトラテスト6in1

水温

水換えは水質が安定してからは週に1度、
3分の1から半分、
そして月に1度は半分以上の水を変えています。

水温は25度〜28度の間での飼育がよいとされています。
うちの水槽は26度を維持し、
夏場はファンをつけて水温を下げるようにしています。

水換え

テトラコントラコロライン

水換え時に使用する液体のカルキぬきは
テトラ社のコントラコロラインを使用しています。
似たような商品がいくつかありますが、
1番価格の安いこれで十分です。

水換え後にバクテリア剤を使用しています。
サムライEXというバクテリア液を
ヤフオクで購入しました。
バクテリアが効果を発揮しているかどうか
正直わかりませんが、お魚が調子を崩すことはないので
よいのかなと思っています。

これは私感なのですが水槽立ち上げ直後や、
半分以上の水換えを行なった時の水は
きれいなのですが、ザラついているというか、硬いというか
水がこなれていない感じがします。
水換えで減ってしまったバクテリアを
補充することで
水が早くこなれるような気がします。
人により感じ方が違うと思いますので
ご参考まで。

サムライEX

水合わせ

水合わせのとき、ちょっとドキッとした事があります。
ドゥメリリエンゼルをお迎えして水合わせをしたとき
水温を合わせてから、点滴法で5時間くらいかけて
慎重に水合わせをしました。
ところがお魚を水槽に放したとき、
そのうち1匹がPHショックを起こして
失神してしまいました。

10分くらいしたら普通に泳ぎ出して
4年後の今も元気なので、
一時的なものだったのですが
とてもショックでした。

エンゼルフィッシュは特に
水合わせは慎重におこなったほうが
よいということを後から知りました。

飼育の注意点

注意点

🐠飼育するエンゼルフィッシュの種類は慎重に選ぶ
🐠飼育数は少ないほどよい
🐠混泳できる魚が少ない
🐠 産卵

エンゼルフィッシュの種類は慎重に選ぶ

エンゼルフィッシュはとてもスタンダートなお魚で
ホームセンターなどの観賞魚コーナーでも
お手頃な価格で購入できます。

また、インターネット通販でもいろんな種類の
エンゼルフィッシュを選ぶこともできます。

私の水槽にはドゥメリリエンゼルとブルーベールテール、
プラチナホワイトの3種類の混泳です。

珍しい種類でも最近は繁殖に成功し
入手が比較的容易な親しみやすいお魚ですが、
中型から大型魚ですので、
飼育の途中で新たに気に入った種類のエンゼルフィッシュを
同じ水槽で追加飼育は難しいと思います。

それは水槽の大きさに対して
飼育できるお魚数が限られてくるからです。

違う種類が欲しくなって、
次々に水槽に入れてしまうと、
過密飼育になって、お魚にとっての環境悪化と
なりうる場合があります。

また、エンゼルフィッシュの単一種類の群泳は
迫力があり美しいです。
アルタムなどを大きい水槽で群泳させる飼い方も
いつかチャレンジしてみたいなと思っています。

飼育数が限られた環境では飼育できるお魚の種類を
よく調べ、気に入った種類を慎重に選ぶ方がよいでしょう。

飼育数について

先程の「種類を慎重に選ぶ」と関連しますが、
飼育する数も慎重に考えたいポイントです。

私は幅60センチの高さ45センチ、ハイタイプと言われる水槽で
5匹のエンゼルフィッシュの飼育をはじめました。

最初は5匹とも幼魚だったので、余裕で飼育していました。
ところが半年ほどでグングン成長して
現在ではそのうちの4匹は
大人の手のひらくらいの大きさに成長しました。
1匹は成長しないで4センチくらいのままですが元気です。

その小さい子が
1番気の強いプラチナホワイトに追い回されて、
背ビレがボロボロにかじられてしまいました。
現在は別の水槽に避難させていて、
かじられたヒレも元に戻りました。

60センチ水槽だと5匹は無理があるようです。
2〜3匹くらいがよいかと思います。

他のエンゼルフィッシュにヒレをかじられたチビちゃん
無事にヒレが伸びて元に戻りました
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混泳できる魚

エンゼルフィッシュはシグリット属で
子育てをする種類のお魚です。
そのせいか縄張り意識が強く、
カラシンやグッピーなどの
小型のお魚との混泳は避けた方がよいです。
傷つけられたり、食べられてしまうこともあります。
また、エビ類も食べられてしまいます。

かろうじて棲み分けができてうまく混泳できているのは
オトシンクルスとコリドラスです。

オトシンは水草の中にいてほとんど泳ぎ回らないし
コリドラスも底床辺りにいるので特に問題ないです。

ただ、コリドラス用の沈降性の餌を
エンゼルフィッシュがくわえて食べてしまうので
コリドラスがちゃんと餌を食べる事ができるよう
餌の与え方に注意しています。

産卵

去年プラチナホワイトが産卵をはじめました。
ブルーペールテールとペアになったようで
エーハイムの吸水管に小さい卵をたくさん生みつけました。

子育てをするということで
親である2匹は卵の周りを泳ぎ、
他の魚が近づかないように守っているようでした。

繁殖が目的ではないので、
無事う化して自然に育てばそれでいいかなと思っていました。
だけど一晩過ぎたら見事に一つ残らず無くなっていました。

どうやら夜の間に親が卵を食べてしまったようです。
後で調べたところ、エンゼルフィッシュは暗くなると
卵を守れないと思って、他の魚に食べられてしまうくらいなら
自分で食べてしまえと思ってそうすると言う事です。
ちょっとかわいそうでした。

繁殖させて増やすには
ペアとなった魚同士を別の水槽に移動させ、
産卵塔を入れてやると、そこに卵を生みつけます。
親は産んだ卵やう化した稚魚を
せっせと育てますので水質の管理と
餌を与えてやるだけでいいと言う事です。

その後3回ほど産卵しましたが、
やはりう化することはありませんでした。
増えても育てられないので自然に任せています。

まとめ

エンゼルフィッシュは泳ぎ方が
優雅ところがで好きで飼育を始めました。
他の熱帯魚にはない魅力があります。
飼育を考えている方は、ぜひ楽しんでください。

縄張り争いが結構すごいので
予備水槽をひとつ確保して
いじめられてる子を避難させるか
いじめてる子を隔離できるようにしておくとよいかと思います。

飼育数については追記がありまして、
少ない方が環境を維持しやすいのですが
縄張り争いの点では、逆に多めの数にした方が
個を攻撃しなくなるという説もあります。
私は60センチ水槽なのでこれ以上数を増やせないので
この方法を試していませんが、
水槽に余裕のある方は試してみてもよいかと思います。

濾過に関しては、水が汚れやすいので
フィルターは2種類で管理していますが
1台で行う場合はオーバースペックでフィルターを
選ぶこともよいかと思います。

とにかく水槽の調子がよくない時は
濾過が追いついているかどうか
チェックしてください。

2〜3の注意点以外は比較的育てやすく、
人懐っこいところもあるきれいなお魚ですので
飼育はとても楽しいです。

寿命は5年から7年くらいという事ですので
育て始めたら長く飼育してあげてくださいね。

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